脇汗がひどい人はインナー対策より塗り薬がおすすめ

更新日
2020年08月30日
公開日
作成日
2020年05月02日
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私自身ワキ汗が多くて、脇汗が目立たない素材やパッドを色々試し、ボトックス注射や汗腺手術まで考えていましたが、市販の塗る制汗剤でもだいぶ脇汗を抑えることができました。

本気で悩む脇汗

脇汗が多いと特に夏場や秋口にシャツを着た時に汗ジミができて恥ずかしいですよね。

学生時代ならジャージの上着を着たりしてごまかすことができますが、 大人になってビジネスシーンや飲み会で上着を脱がなければマナー違反になる席に参加するのが本当に憂鬱でした。

できることなら、雑誌のモデルのようにシャツ1枚だけをサラりと着こなしてみたい。

そんな願望もあって、本当に色々な商品を試して、汗腺手術まで考えていたのですが、

お医者様に止められて塗り薬だけでだいぶ解消できたので、同じ悩みで困っている方のために、試した方法と良かった商品を紹介したいと思います。

おすすめの脇汗対策

結論から言うと、佐藤製薬さまから販売されている「テノール液」が個人的には1番おすすめです。

薬機法があるので断言はできませんが、敏感肌な私でも、痛みが少なく、脇汗もかなりの量を抑えることができています。

テノール液は街の小さな皮膚科で教えて頂いた塗るタイプの制汗剤で、医薬部外品なのでインターネット通販でも購入することができます。

他のデオドラントスプレーや制汗剤に比べて、かなり脇汗を抑えることができます。…が、デメリットとして、

少しおばあちゃんのような香りがします汗

とはいえ、そんなに強烈な匂いではないですし、これ以上のものとなると、次項で紹介する医療機関の外用薬しかないのですが専門の薬品は結構ヒリヒリして痛いので、

敏感肌な方にはテノール液をおすすめします。テノール液を使用した上で、綿素材のシャツを着ると、汗ジミはだいぶ目立たなくなります。

ほぼ完全に脇汗を抑えるには

これはもう大きい病院の皮膚科に相談するしかありません。

私の場合は「塩化アルミニウム六水和物+蒸留水+エタノール」の混合水を独自に調製処方していただいてました。

私は医師ではないので配合率を公表することはできませんが、
手術をしなくてもほぼ完全に脇汗の汗ジミを止めることができました。

混合水は近くに専門の調剤薬局がある大きな病院でしか調製できないと思われますので、大きな病院に「多汗症」の相談で受診してみてください。

なぜ美容外科ではなく大きな病院の皮膚科をおすすめするかというと、

大きな病院のお医者様は診療報酬があるので、そこまでシビアに「売り上げ」にこだわらなくてもよい分、むやみに手術を勧めることはないからです。

ちなみに、脇汗がひどい症状のことを「腋窩多汗症えきかたかんしょう」というみたいです。

実際に私は、「汗腺手術を考えている」と医師に伝えて診察していただきましたが、

汗腺を手術しても体から出る汗の総量は変わらないので、脇の汗が止まっても、今度は手足から汗が出るようになってしまう、とのことでした。

塩化アルミニウムの独自調製剤を使用してもダメな場合は、ボトックス注射を考える、と言われたような記憶がありますが、塗り薬でほぼ脇汗の汗ジミが目立たなくなったので、ボトックス注射までは至りませんでした。

本当に良いお医者様に出会えて良かったなと思います。

医療費は2015年に成立した医療保険制度改革法により紹介状なしで大きい病院に行くと初診は診察料プラス5,000円以上かかりますが、生活に支障をきたすほどの多汗症と認められれば、薬剤費込みで毎月1,000円ちょっとで済みました。 ( 当時のメモを見たところ、初診時の説明では3,000円~4,000円/月かかるかもと伝えられていましたが、領収証に記載されていた請求額が1,000円ちょっとだったので、症状がひどいと判断されたのでしょうか。詳細は不明ですが費用のご参考までに )

現在は人前に出ることも少なくなり、お医者様の負担を減らしたい事もあって通院を控えていますが、本当に悩んでいる方は医師に相談したほうが良いと思います。

人前でプレゼンテーションをしたり電車の吊り革を掴んだりと、よほど人の目につく状況でない限りは、前述した佐藤製薬のテノール液でも充分かと思います。

塩化アルミニウム混合水は汗をほぼ抑えられるのですが、敏感肌な私は傷口に塩を塗っているようなヒリヒリ感があったので、勝負時以外はテノール液を使用しています。

脇汗パッドはおすすめできない

脇汗パッドやパッド付きのインナーも結構な数を試しましたが、人におすすめできるような商品はありませんでした。

汗が少ない方ならまだ良いかもしれませんが、

多汗症の部類に入るほど脇汗がすごい人(私を含め)にとっては、逆に汗が「溜まる」という感じで乾かない ので、汗ジミが目立って悪循環でした。

パッド付きのインナーを買うよりも、脇毛を処理して、テノール液を塗って、速乾性のシャツ等を着た方が良いかと思います。

脇汗の多い男性は脇毛の処理を

意外と見落としがちなメンズの脇汗対策として、脇毛の処理があります。

脇汗パッドが水分を溜めてしまい乾きにくいのと同じ原理で、脇毛が多いと汗ジミが乾きにくいです。

「男のくせに」と言われるのは古い時代の話で、現代はムダ毛の少ない男性の方がモテますので躊躇せずに剃って大丈夫です。

別にツルツルになるまで剃らなくても良いので、3mm~5mm程度の長さに刈るのがおすすめです。

メンズ向けの肌が荒れないおすすめの脇毛の処理方法ですが、4枚刃のカミソリを使うと便利です。

ヒゲ剃りで有名なSchickさんのカミソリで、乾いた状態の脇毛をサッサッと撫でるだけで、簡単に脇毛を3mm程度に処理できます。

大事なことなので重複になりますが、必ず乾いた状態の脇毛を撫でるだけにしてください。脇毛は長いので、ヒゲのように濡れた状態で剃ると絡まって危ないです。